ピアノ教室 in トロント

ピアノ教室のことを中心に、日々の出来事を綴ります。

セオリー シラバス改正

ごく最近ピアノのグレード試験のシラバスが改正されたと思っていたら、今度はセオリーのシラバスが改正‼️

次から次へと変更事項の対応に追われている気がします💦

 

これまで楽典の試験は3レベルに分かれていたのに、新試験は4レベルに変更。しかも内容そのものも従来とぴったり一致するわけではないらしく、すでに1つ、あるいは2つ受験している子には少々厄介になりそうです。

 

その上のレベルで受ける音楽史や和声の試験には大幅な変更は見られなかったものの、対位法の試験が廃止になるので、和声に対位法が盛り込まれるんだとか。

和声も3レベルに分かれていますが、すでに1つか2つ受験済みの生徒がうちにも数人いて、ちょっと心配です😞

 

これから1年間だけは新試験と旧試験の同時進行で選択可能とのことなので、すでに受験用のテキストを開始している生徒に関しては、大急ぎで受験してしまわないと!

 

カナダの指導者は、改正があるたびにあたふたと対応を迫られるということが身に染みてよく分かります。

ひとまず実技…

この夏は、3人がGrade10の実技試験を受けました。

Grade10に限っては、一度に全部受けても、二度に分けて受けても良いことになっています。

一度に受けるのはかなりの準備量になるので、3人とも今回はテクニック側半分の受験でした。

 

少しずつサイトに結果がアップデートされ、全員の結果が無事でました。今回の試験は44点分の試験のみなので、残りを受けないことには合否はわかりません。

 

グレード試験はどのレベルの実技試験も筆記試験も、60点以上が合格となります。

ですがGrade10の上のARCTと呼ばれる演奏試験には、Grade10で75点以上取っていなければ受験資格なしという規定です。(あるいは、各カテゴリーで70%以上)

 

今回の結果を踏まえ、次回の作戦を立てなければなりません😤

 

よくここまで頑張ったなあ。と感慨深く思うと同時に、ここまで来たからには、なんとかARCTまで合格してもらいたい。とも思ってしまいます。

噂通り、Grade10は、Grade9までほどやすやすとは点はくれないな、という印象です🤔にもかかわらず、みんなよく頑張っています。

それぞれ、聴き取りが苦手だったり、初見が苦手だったりいろいろですが、無事乗り切りました。

 

後半戦の試験を受ける時期はそれぞれだけど、この調子で突き進んで欲しいです!

 

 

さて、筆記試験受験者も今回3人いました。こちらはまだ結果が出ていません。

どうかみんなうまくいってますように🙏🏻と、祈る思いです。

夏休み

無事生徒たちのグレード試験も終わり、今週はほっと一安心、私の夏休みでした。

初の自家用車🚘での国境越えで、シカゴへ。

休憩なしで8時間ですが、なんだかんだと止まっていたら10時間。でも飛行機と違って荷物の重量制限もないし、液体持ち込み禁止もないし、その点では気楽でした。

 

シカゴは空港✈️乗り換えしかしたことなく、街は初めて。

ちょっぴり東京🗼のような、ちょっぴりニューヨーク🗽のような、でもトロント🇨🇦とは違った街という印象。

行ったついでに楽譜専門店やピアノ屋さんにも寄ってみたり🙂

 

1日だけ午前中雨降りでしたが、あとはいいお天気☀️で、ミシガン湖の景色が素晴らしかった!

ダイジェスト版で駆け抜けた旅行でしたが、またいつか行ってみたいと思える街でした。

 

ウィリスタワーからの景色

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Summer Session が始まりました

先週末、金曜日と土曜日の筆記試験を皮切りに、夏季グレード試験が始まりました。

 

筆記試験受験者は3人で、娘が初日金曜日午前のトップバッター。なんとあの猛暑の中、冷房なしで扇風機5台稼働だったと後で言うのです😵

他の2人の受験者も同じ会場で受験予定だったので、速攻お母さん方に連絡し、暑さ対策をお願いしました。

筆記試験は結果が出るまで1ヶ月ほどかかります。どうかみんな上手くいってますように🙏🏻

 

そして今週から実技試験スタート。3人受験生がいるうち、一人は火曜日に無事終了。上手くいったと本人が後で電話くれました。ひと安心。

残るはあと2人です!

 

せっかくの長い夏休みですが、8月にグレード試験を入れると、準備に追われて夏休み気分満喫というわけにもいかず、受験生は本当に頑張っていると思います。

でもそれもあと少し!

とにかく課題量の多い試験で、心身ともに大変だけど、10代前半〜半ばの反抗期に片足、場合によっては両足突っ込んでる子たちが必死に試験に立ち向かっているのは、長い人生で貴重な経験だろうと思うのです。このガムシャラに頑張る経験は、きっと人生の糧になることでしょう😊

 

 

Summer Sounds ミュージックキャンプ

7月の最初の3週間、娘は教育委員会主催のミュージックキャンプに参加しました。学校のお友達が何人か行くので、便乗したという感じです。

会場は、車で10分ほどの距離の高校。

3週間のキャンプ期間中の自分の楽器を選び(娘はフルート)、1週目、2週目、3週目の1週間ごとに取り組む楽器も選び(チェロ、打楽器、キーボードを選択)、アンサンブルクラスの楽器も選び(パーカッションアンサンブルを選択)、毎日合唱の練習もして、文字通り音楽三昧の3週間でした。

 

責任者の先生は、娘が9月から行く中学校の隣の学区の中学校の音楽の先生。トロントでは名物音楽教師として知られ、この中学校の吹奏楽や打楽器アンサンブルは、毎年コンクールで優秀な成績をおさめています。(吹奏楽部ではなく、音楽の授業での吹奏楽)

 

その他の指導者たちもとても熱心で、ボランティアにあたった大学生(主に音楽学部在籍者)たちも、一生懸命子供達のサポートをしてくれていました。

日本で中学・高校の教員免許を持つ私ですが、カナダの音楽の先生たちのすごいのは、いろんな楽器をこなすことです。

弦楽器の指導をしたと思ったら、今度は木管アンサンブルの指導をしたり。

別の先生は、弦楽器のアンサンブル、キーボード、吹奏楽を指導。

そしてどの子も、たった3週間でそれなりに演奏するようになるのです。

合唱も、最初の数日は娘がガッカリして帰ってくるほど酷かったらしいのですが、最後のコンサートでは、とてもにわか仕立ての合唱団とは思えないほどにまで上達していて、びっくりです。

 

娘も最初の数日は、フルートでどの穴を塞ごうが、開けようが、同じ音しか出ず、半泣きで練習していたのですが、1週間せずメリーさんの羊まで到達😅

3週目が終わる頃には、スターウォーズの曲をかじり始めていたというので驚きです😵

 

中学校の音楽の授業ではフルートにすると決めて張り切っていますが、このたった3週間のキャンプが大きな第一歩になりました。

Toronto Summer Music Festival

今年が6年目とのことですが、毎年7月〜8月上旬にかけて、トロント大学音楽学部をメイン会場にして開催されている音楽祭があります。

音楽祭と同時にアカデミーも開催されて、音楽の道を志す若者たちの室内楽のコースが同時進行しています。

 

2〜3年くらい前までは、インディアナ大学で教鞭をとられていたチェリストの堤剛氏も講師陣に名を連ねていたものの、最近はお見かけしなくなりました。きっと日本でのお仕事がお忙しいのでしょう……

 

過去5年連続、夏は日本に帰省しており、音楽祭の存在を知りつつ一度も足を踏み入れることはありませんでした。

ところが今年の夏はトロントにいます。これは行ってみるしかない☝

音楽祭のカレンダーとにらめっこしつつ、レッスンスケジュールとも相談しつつ、3つのコンサートへ行ってみることにしました。

 

一つ目は、ハイドンソナタのピアノコンサート。ハイドンの曲の間に現代曲を挟むという斬新なプログラムでしたが、素晴らしいハイドンの演奏に私も娘も思わずうなり声。

これぞハイドンの名演に、圧倒されると同時に親しみさえわく素敵な演奏でした。

ピアニストは、Pedja Muzijevic氏。

 

二つ目は、Dover Quartetによる、オール・ベートーヴェンの室内楽。こちらも圧巻の名演奏✨

 

三つ目は、地元トロント交響楽団員や、トロント大学音楽学部、王立音楽院で教鞭を取る音楽家を中心とした室内楽。ハイドンの作品とベートーヴェンの作品でした。

先月からフルートを始めた娘は、トロント交響楽団首席フルート奏者の演奏に釘付けだったようです。

 

せっせと地下鉄に乗ってダウンタウンのトロント大学音楽学部まで足を運ぶのが娘は気に入ったようで、三つ目のコンサートが終わって残念がっていましたが、ダウンタウンの賑やかさのみならず、年齢的にも音楽を楽しめるようになり、理解もできるほど知識がつき始めていることに気付かされました。

 

普段は私のスケジュール上、たまに週末コンサートへ出かけるので精一杯ですが、夏休みは多少身動きが取りやすくなり、帰宅の遅くなるコンサートに通ってみるのもいいものです。

年度末

早いものでもう6月…
あっという間に年度末になりました。

5月12日には、教育委員会主催の音楽祭🎷があり、私も無事合唱の伴奏をつとめて来ました。
今月で娘は小学校卒業なので、合唱で出場するのは最後です。

学校の合唱がよほど楽しかったらしく、本人が本格的な合唱団で習いたいと言うようになり、ダメ元で先週子供合唱団の入団オーディションを受けに行ったところ、無事合格🈴
中学生になると同時に、合唱団入団です。

さてピアノの方は、来週グレード試験受験の生徒が一人。4月の発表会の時点で曲5曲は弾けるようになっていたので、ラストスパートはスケールと聴き取りに磨きをかけることです。
彼女にとっての初受験なので、本番ではうまくいくことを願っています🙏🏻

そして8月のGrade10受験生たち。各々じわじわ上達はしてきているものの、夏休みに入ったらねじり鉢巻だなあ〜。ここまで頑張ってきたのだから、なんとか思うような結果を出してもらいたい!

さて、先月終わりから、娘がBasic Harmonyのクラスを受講し始めました。Harmonyとは、日本で言う和声学です。
私は作曲の勉強はしていないので、和声はとてもじゃないけど指導できません😑
だいたい大学の和声学の授業も、よく分かってたような、分かってなかったような…、ひたすら禁則を避けて課題を解き、逃げるようにして必須科目の和声学の単位を取り終えた記憶しかありません💦
そういうわけで、Harmonyは私には教えられないので、専門の先生にお任せしました。
週に1回、2時間半の長丁場のクラスで、宿題も山盛り出されます。娘に付箋を持たせて正解。ダイソーで購入した動物付箋なのですが、テキストが猫🐱だらけで帰って来ます。
親は申し込みと送迎しか出来ないので、あとは本人に頑張ってもらうしかありません。

他にも夏休みに筆記試験準備をする生徒が何人かいます。忙しい夏休みになってしまうけど、みんな頑張って欲しいです!