ピアノ教室 in トロント

ピアノ教室のことを中心に、日々の出来事を綴ります。

指導者資格

近頃では、日本でもピアノの指導者試験など実施され、とても研究熱心な指導者にあふれている印象を受けます。日本のちびっ子の演奏レベルがうなぎのぼりに上昇中なわけです⤴️

つい数日前、地元の王立音楽院(Royal Conservatory of Music)から娘宛てにメールが届きました。📩
4月にGrade8の実技試験を受け、5月に筆記試験を受け、両方合格して晴れてGrade8が合格🈴となったわけですが、どうやらそれで届いたようでした。

Level 8(新年度からは、Grade8をLevel8と呼ぶらしい)合格者は、初級ピアノ指導者コースを受講できるらしいのです。初級とは、試験のLevel4までのレベルとのことだと。だいたい簡単なソナチネを試験で弾くレベルまでです。
ただし、年齢は16歳以上が条件らしく、10歳の娘はもうしばらく待つ必要がありますが、どうやら受講に興味あるらしく、いろいろ聞いてきました。
そして…

「ママはどのレベル?」

「え😯」

私は大学を卒業してからカナダに来たので、自分自身カナダのグレード試験は受けたことがありません。
よくよく読んでいたら、指導者資格のコース受講免除になる資格というものがあるらしく、音楽学士は中級指導者資格のコースを免除して資格を発行してもらえるようです。(ただし有料)
今更これが自分に必要かどうかという基本的な疑問はあるものの😅、指導者資格のシステムが新たに改良されたらしく、なんとな〜く覗いてみたくなるような素敵なサイトで、今後娘が本当に受講することがあれば、こっそり参加してみようと思っています😁
オンライン受講なので、娘の横から覗き込めば良さそう✌️😆

ちなみに、中級指導者コースは、Level9以上合格者で16歳以上が受講できるらしく、中級とはLevel 5〜8。
上級指導者コースは、Level 10以上合格者で18歳以上、かつ2年以上の指導経験が必要で、Level 9以上を上級と呼ぶそうです。

カナダの様子を見ていると、全体的には中国人🇨🇳を中心としたアジア出身の指導者、あるいはロシア🇷🇺を中心とした東欧出身の指導者の数が増え、少しずつピアノ教育の質も向上されている印象を受けます。
世界各国で教育を受けた人たちが、今後もカナダの風通しを良くしていってくれることでしょう。そしてそういう指導者に指導を受けたカナダ生まれの子供達が、次世代に新しい風を起こしてくれることを願っています。