ピアノ教室 in トロント

ピアノ教室のことを中心に、日々の出来事を綴ります。

年度末、そしてチャイコン

今年度も残すところ一週間。

実技、筆記のグレード試験で頑張った生徒さん、コンクールで頑張った生徒さん、今年度急に成長を遂げた子もいました。

みんなそれぞれに頑張りました。

 

先月行われたグレード試験の筆記試験では、軒並み好成績を出してくれて、私もホッと一安心。

 

大人の生徒さんで8月の筆記試験を控えている方がいますが、こちらの準備も着実に進められていて、頼もしいばかり‼️

 

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さて、遠いロシアでは、4年ぶりのチャイコフスキー国際コンクールが開催中。

時差もあるのでもっぱら録画された映像を見ていますが、今日は大人の生徒さんたちとメッセージを飛ばし合いながら、才能溢れる若者たちの演奏を堪能しました。

全員の演奏は聴けていませんが、映像を通してここカナダまで感動を届けてくれるコンクール参加者たちの好演、熱演に感謝です。

ステージ側から客席へ向けてのショットはこちらも思わずゾクっと緊張してしまいますが、どのピアニストにも頑張ってもらいたいです😊

発表会

今年の発表会も無事に終えることが出来ました。

 

当日はあいにくのお天気で、一日中雨。ときどき土砂降り☔️

にもかかわらず、みんな時間通りに集合してくれました😊

 

今年はプロコフィエフ作曲の「ピーターと狼」全曲に挑みましたが、ピアノとナレーションのメンバー全員が揃ってのリハーサルは、当日のみ。

発表会開始一時間前にリハーサル開始したのですが、毎年使わせてもらっているマイクの調子が悪く、結局今回はマイクなしになってしまい、土壇場で変更盛りだくさん💦

「ピーターと狼」の時はピアノの蓋を閉め、ナレーション担当の高校生たちにはお客さんの方に向かって立ってもらい、大声で朗読することに。

それでもみんな本当によくやってくれました。お年頃の子達だし、場合によっては大声出してくれない子もいるかも、という私の心配をよそに、4人とも堂々とナレーターの役割をやり遂げてくれました‼️みんな、頼もしい‼️

 

連弾の方はマイクなしで慌てさせられましたが、ソロの方はスムーズに。

グレード試験を控えた受験生たちは、今回の発表会の経験を踏まえて、さらに上手になってくれることでしょう。

 

いろんな意味で子供達の成長が見られた、感慨深い発表会でした。

大人の生徒さんたちも猛練習して頑張ってくれて、頼もしい限りです。

頑張って発表会の準備したかいがあったなあ、と思いつつ、みんなの演奏を聴かせてもらいました😊

コンクール状況

今年度は実技も筆記もグレード試験受験生が何人か頑張っています。

そんな中、コンクールに挑戦するのはHちゃん。

2月後半にひとつ、3月上旬にひとつ、どちらも同じ曲2曲で挑戦しました。

 

Hちゃんは日本からの駐在家庭のお子さんで、うちへ習いに来られるようになって2年強、目覚ましい上達を遂げています。

英語にも徐々に慣れてきたし、今年度はカナダのコンクールに挑戦してみることにしました。

 

まずは2月のコンクールに向けて、猛特訓。特訓の甲斐あって、メキメキ上達し、ちょうどいいタイミングで本番を迎えることができました。

1曲目のカバレフスキー。

とても上手に弾けているところをビデオ撮影して、お母様から即送られて来ました。

受信した時にたまたま娘がそばにいたので一緒に聴いたのですが、娘も「このレベルの子で、これより上手に弾ける子なんているの?」と感嘆!

 

そして結果発表…

嬉しい1位㊗️  

のみならず、なんと評価は100点‼️‼️‼️

トロントで長年教えていて、自分の生徒でもよその生徒さんでも、100点なんて初めて目にしました😆

Hちゃん、生まれて初めてのコンクールで100点です!

 

引き続き次の部門に出場。

バロック部門です。

メヌエットもなかなか上手に弾けていたのですが、高得点にもかかわらず2位でした。

でも、初挑戦で大健闘㊗️

 

そしてあっという間に次のコンクールの日がやってきて…

こちらはバロック部門から。

いきなりの1位‼️‼️

もう、絶好調です✨

続いてカバレフスキーも好成績で、2位でした。

 

そして後日コンクール事務局から連絡が入り、Hちゃんはメヌエットでバッハ・トロフィー受賞🏆決定したので、授賞式で演奏してほしいと‼️

 

今年度はHちゃんが大活躍✨✨✨

勢いに乗った彼女のこれからの成長がますます楽しみです❤️

シャルル・リシャール=アムラン ピアノコンサート

もう先月のことになってしまいましたが💦 前回のショパンコンクールで第2位を受賞したカナダ人ピアニスト、シャルル・リシャール=アムランのトロント公演に行って来ました。

うちにレッスンに来られている大人の生徒さん達と、団体で😆

 

トロントの隣町を拠点とした、Canadian Chopin Societyという団体があります。ここが主催してカナダ国内でショパンコンクールを開催し、上位3人をワルシャワへ送るという手順だったように記憶していますが、アムラン氏はこれとは別に個人で国際ショパンコンクールに参加したようでした。

ちなみに、この上位3人のうち2位だったのが、ワルシャワで5位に入賞したトニー・ヤン君です。

 

ショパンコンクールをTou Tubeライブで見たりしていましたが、アムラン氏はまさに彗星の如く現れ、あっという間にファイナルまでコマを進めたのを思い出します。まったくノーマークだったカナダ人ピアニストが大活躍をしたわけです。

 

人柄があらわれるようなまろやかな音色、にもかかわらず重厚な和音の響き。曲の構成もまったく嫌味はなく、かと言って素っ気ないわけでもない。なんて洗練された演奏家なんだろうと圧倒されます。

そんな彼の演奏を生で聴けて、本当に幸せでした‼️

地元カナダのピアニストなので、きっとまたトロントに戻って来てくれることでしょう。が、みんなでアムラン氏の地元モントリオールに押しかけるか⁉︎と大盛り上がりしてしまいました🤣それもアリかも!

 

コンサートの後、ロビーでサイン会がありました。楽譜持って来ておけばよかった!と悔やまれました〜。次回はショパンの楽譜を持参せねば。

 

余談

コンサートが始まる前に行ったトンカツ屋さんでのランチも、美味しかった😆 おしゃべりも楽しかった!

オーストラリア

大人になってピアノ再開組の生徒さんのMさん、ご主人がオーストラリアの方で、この冬休みはご家族でオーストラリアに帰省されました。

Mさんはオーストラリアからお引越しの時に持って来られた電子ピアノから、最近ヤマハアップライトに楽器を替えられ、カナダのグレード試験受験を目指して、実技も筆記も頑張られています。とっても頼もしい‼️

 

毎週定期的にレッスンに来られるMさんと冬休みの1ヶ月ほどの間お会いできないのは、なんだか私も寂しい気分になってしまったのですが、南半球から無事に戻って来られ、レッスン再開しています😃

 

私たち家族はオーストラリアへは言ったことがないのですが、現地の香りがするお土産を頂いてしまいました!

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急にトロントは冷え込み始め、今日から前期の試験週間に突入した娘も最近は週末ずっと宿題と勉強に追われていて、家族でお茶のお供にいただきました💖

 

娘が所属する合唱団は、今年の夏休みにニュージーランドとオーストラリアへ演奏旅行に行くのですが、ますますオーストラリアが楽しみになった様子です🥰

 

まあまずは、初の高校の定期試験を無事終えなければなりませんが💦

新年

あけまして おめでとうございます。

 

比較的暖かい年末年始でしたが、ここ数日トロントらしい寒さに突入し始めました。

年が明けたら、今年度も春の発表会に向けていよいよエンジン全開です‼️

ここ数年私は裏方に徹し、演奏していなかったのですが、今年は連弾で参戦します💪

 

プロコフィエフ作曲「ピーターと狼」全曲を、高校生と大人の生徒さんで入れ替わり立ち代りプリモを弾いてもらい、私一人でセコンド担当😤

そして高校生たちに、ナレーションを入れてもらう計画です。

ただ今自分の練習とナレーション用台本製作の真っ只中で、演奏用とナレーション用の楽譜と台詞の用紙が山積み💦

 

発表会準備と並行して、今週と来週はグレード試験の実技試験週間。高校生2人が試験に臨みます。

試験終了と同時に発表会の曲に入ってもらうので、息つく暇もないという感じですが、そこは若さで乗り切ってもらう予定です😁

 

裏方担当の私のやることはまだまだたくさんありますが、今年も頑張ります!

Lちゃん、卒業

小学校1年生が終わった後の夏休みにうちでピアノを始めたLちゃん、今年6月に高校を卒業し、8月にグレード試験のGrade10のレベルの後半部分の試験を終え、教室を卒業となりました🎓

試験結果が気になってそわそわしていましたが、昨日結果が出て、無事に合格🈴

職場にいるお母さんにすぐメッセージを送ったら、お母さんからすぐにLちゃんに連絡が行き、Lちゃんから私にすぐ連絡が来ました😊

丸11年、音符も何も読めないところから一緒にスタートして、ここまでよく頑張りました。

芸術系の高校に進学し、作品制作の課題に追われて忙しい中、毎週金曜日の放課後に欠かさず通ってくれました。

大学も芸術系に進みます。小さい頃から絵が上手でセンスのいい子ではあったので、ぴったりな気がしています。

 

これで子供教室は卒業ですが、本人とお母さんの希望で、今後は不定期レッスンの大人教室側へ移行することに。

Lちゃんは音楽が大好きな子で、何らかの形で音楽を続けて欲しいと思っていましたが、細々とでもレッスンを継続したいとのことで、これからも会えると思ったら私も嬉しいです😃

 

もともとLちゃんのお母さんと私が知り合いで、娘に何か一つ自信を持てることを作りたいと考えたお母さんからレッスンを依頼されたのが、そもそものきっかけでした。

Lちゃんのことは知っていましたが、恥ずかしがり屋でもじもじして、大人と話したりせずおとなしくしている子でした。

そんな彼女も今や18歳で、今月から大学生です❗️

 

11年間レッスンをしていたら、試験で上手くいって一緒に喜ぶこともあれば、思うようにいかずにがっかりすることもあったり、いろいろありました。

18歳の子にとっての11年間ですから、Lちゃんの人生でピアノは比較的大きな部分を占めていたことでしょう。けどきっとこれから大学へ行って、社会に出ていっても、持ち前のコツコツ積み重ねる性格でしっかりやっていくことでしょう。

 

おめでとう、Lちゃん🎉